2004年1月の栂池
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New (2004/01/23) 

今年は、思い切って一人でたっぷり8日間を、栂池で過ごしてみました。

bullet雪不足

早い年なら、11月中旬から滑ることが出来るのに、昨シーズンと同様、今シーズンも12月20日ごろになってやっと本格的な積雪があり、栂池でもほぼ前面滑走可能になりました。しかし、やっと滑れる状態になったというだけで、雪の量は不十分です。そこで、成人式の連休が過ぎてから、ゆっくり出かけることにしました。

bulletゆったり8日間(1月13日〜20日)

行きは、今回もJR西日本のスキー専用列車:寝台急行シュプール号を利用しました。JR東日本などは数年前からスキー専用列車の運行を終了していますが、JR西日本だけは細々とながら、信越線向けのシュプール号を運行しています。ただし、大糸線沿線の八方、栂池などへ向かう場合は、糸魚川で下車し、シュプールバスを利用することになります。
1月12日(月曜日・成人の日)の夜、大阪を発ち、朝5時半糸魚川でシュプールバスに乗り換え、7時に栂池高原バス停着というスケジュールでした。宿は、もう10年以上、毎年利用させていただいているロッジです。平日 で連休などに重ならないということもありますが、宿もスキー場も、ガラガラです。長野オリンピック前までのスキー場の混雑振りが嘘のような静かさです。帰りは、1月20日(火曜日)にチェックアウトし、昼間のJR中央西線経由で名古屋から新幹線利用です。

bulletカービング・スキー

今シーズンは、久しぶりにスキー板を新調しました。 ここ3〜4年ほどで、スキー板はすっかりカービング・スキーに変わりました。 ショップでも、昔のような身長プラス20センチというような長いスキーは置いていません。滑る技術も、スキー 板の性能に合わせて、スキッド(横滑り)系の技術から、カーブ(切る・刻む)系の技術を多用するものに変化しています。新調したスキーは、DYNASTAR ARTIST PRO 157cmです。 ビンディングは指定された機種の一つ、ROSSIGNOLのPOWER100を選択しました。ブーツは、今のLANGEが足にぴったり合っている し、どこにも問題が無いので従来のままです。
今までの板は185cmだったのですが、滑った感じでは短くなったことはあまり感じません。逆にスキー全体の反発力・粘りがあるので、前の板よりしっかりと安定した感じです。ビンディングの取り付けプレートの厚さがあるので、スキー底面からブーツ底までの高さは、従来のスキーの場合より1.5cmほど高くなっています。これに合わせるように、ストックは新しくカーボンの113cm(従来はジュラルミンの112cm)を新調しました。ブーツ・ビンディング・スキーの組み合わせは、しっくりとしてまったく問題は無く、滑り始めてすぐに馴染むことが出来ました。
カービング技術については、未だ完璧にこなせるという訳ではありませんが、ターンの切っ掛け以降すぐに谷足全体でスキーを抑えるような感覚でいると、スキーが自然に切れ上がってくれるという感じです。 たわみにも粘りがあるので高速でもばたつきません。全体的な印象としては、長さが短くなった分操作性が増し、楽に切れの良いターンが出来る乗りやすいスキーだと思います。

新調したスキー

bullet寒波・大雪の後、快晴の白馬連峰

1月13日(火)
一日中、曇り時々雪。ゲレンデにもコースにも人はまばら。夜から強い寒波の来襲で大雪警報。

1月14日(水)
新たな積雪量は、一晩で、宿の辺り30cm、上部の栂の森ゲレンデ辺りの多いところでも40cm位。予報ほどの大雪にはなりませんでした。この雪の後でも、例年と比べるとゲレンデの積雪は1mくらい少ないようです。ゴンドラは、中間駅までしか動かず、ハンの木コースのリフトも途中までで、終日、栂の森ゲレンデに上がることは出来ませんでした。コースもゲレンデも 圧雪車での踏み固めはされておらず新雪のまま。降り続く重い新雪の中を滑ることになりました。

1月15日(木)
天気予報では強い冬型の気圧配置と、上空の低温の寒気のため、雪は3日間は続くとのことでした。ですが、朝は、雲が切れて、ちょと明るくなりました。ゲレンデとコースは 圧雪車で全面踏み固められていて快適に滑ることが出来ます。気温は非常に低く、栂の森ゲレンデでマイナス10度。時折雪と風が強くなりますが、見通しは良いので、滑るのに何の問題もありません 。栂の森ゲレンデとハンの木コースをしっかり滑って、午後4時に宿へ。寒気は厳しく、明日は今冬一番の冷え込みの予報。

1月16日(金)
朝、雲が大きく切れて間に青空が見えます。風もなく気温は非常に低い。8時のゴンドラ営業運転開始と同時に乗り込み、栂の森ゲレンデへ。栂の森ゲレンデのリフトで最上部へ 登る途中、朝の光に照らされた空気がキラキラと輝く、ダイヤモンドダストを見ることが出来ました。雲が晴れ、天狗原、白馬乗鞍、小蓮華、白馬、杓子、鑓など のパノラマを眼前に。 栂の森ゲレンデ、馬の背コース、ハンの木コースを滑って、4時に宿へ。

1月17日(土)
曇り空ですが雲高が高いので、白馬の連峰はくっきり見えています。土曜日なので昨日までと比べるとスキーヤーもボーダーも多くなりました。それでも、リフトやゴンドラ は空きのほうが多いくらいです。 白樺ゲレンデ、馬の背コース、ハンの木コースを滑って、4時に宿へ。

1月18日(日)
朝から、雲ひとつない青空。風もほとんど無く最高のコンディション。8時出発。ゴンドラを降りてすぐに、栂の森ゲレンデ最上部に上がり、早速、白馬連峰の写真を 撮りました。遠く南の鹿島槍ヶ岳までくっきりと見えています。それを、パノラマ写真に合成しました。


上の画像をクリックすると、大サイズのパノラマ写真を表示しします。Javascriptを使って 自動的に左右にパンします。

栂の森ゲレンデ、ハンの木コースを中心に滑り、午後4時、鐘の鳴る丘で、唐松岳に沈む夕日を写してから宿に帰りました。

唐松岳に沈む夕日

1月19日(月)
昨夜遅くから、低気圧の影響で湿った雪が降り続いて、朝方までに20cmくらい積りました。気温も比較的高めで、積もる雪がしっかり降り続 いているので、ゲレンデ・コースの圧雪車での踏み固めは実施されていません。ゴンドラで、栂の森まで上がり ましたが、お昼ごろまでは雪とガスで視界も悪く、快適に滑れる環境ではありませんでした。12時30分頃から、風が出て気温も下がり、 視界も少し良くなったのでハンの木コースを中心に滑り、3時半に宿へ帰りました。

1月20日(火)
晴れ。昼前に宿をチェックアウトし、JR中央西線経由、名古屋周りで帰阪。

雪

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