2005年
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Update (2005/11/26)      

bullet快走

2005年11月25日(金曜日)。11月中旬の強い寒波で、琵琶湖の西岸にも雪が降り、15日には比良山脈が白く雪に覆われましたが、ここ数日は好天で昼間は15度近い暖かさが続いています。今日は晴れ時々曇り、穏やかな天気です。

朝から、3m/秒前後のしっかりとした風が吹いています。早朝は6~7度に下がっていますので、朝の艇のデッキ上は露でべったりと濡れています。船外機は冷えると掛かり難いのですが、エンジンは一発で起動しました。
今日のコースは沖島往復、15時帰港予定(最終帰港予定15時30分)です。

10時15分出港。1時間ほどは南東の風で観測塔辺りまで走ってきましたが、急に風が落ち、10分ほどで、風が北東に変わりました。この風は、3〜5m/秒で安定して吹き続けました。気圧の高い冬の風ですからパワーがあります。風の強まったときに波頭が時折白く崩れるところが見える位で、帆走には最適の風です。さすがに11月末ですから、クローズホールドで見掛けの風が強まると、ジャージとライフジャケットだけでは、ちょっと寒く感じます。ウィンドブレーカーとレインウエアのパンツを重ね着しました。

時折黒雲に覆われる湖上

良い風が吹き続けたので、帰港予定時間ぎりぎりまでセーリングを続け、15時丁度に帰港しました。入出港時の水路で、秋に根が切れて少なくなったはずの藻(カナダ藻)がラダーやキールに引っかかります。水位がかなり下がっているからです。今日の水位はマイナス69cm。2002年の今頃のマイナス90cmほどではありませんが、かなりの減水です。11月になってほとんど雨らしい雨が降っていないからでしょう。

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Update (2005/10/29)      

bullet快適セーリング

2005年10月28日(金曜日)。夜には気圧の谷が近づき雨の可能性が高いようですが、昨日の晴天をもたらした帯状の移動性高気圧は、今日の夕方までは持ち堪えそうです。尼崎では昨夜から雲ひとつ無い澄んだ青空で、JRでの移動中も京都駅を過ぎ山科駅まではこの状態が続きました。ところが湖西線に入り、トンネルを抜けて西大津に入ると、琵琶湖の湖面と比叡の山裾は濃い霧の中です。移動性の高気圧に覆われて良く晴れた秋の朝の霧は、琵琶湖周辺の典型的な秋の風情です。この霧も、朝の光を受けて気温が上昇するにつれ見る間に晴れてゆきます。9時半ごろには、比叡、比良の山並みが見通せるようになりました。

セーリング準備を整えて10時に出港。風は微風で、湖面のあちこちに漣のスポットが移動するのが見えています。複数の漣のスポットが見えていてそれが頻繁に移動するのは、これから少し風が吹いてくると可能性があるという良い兆です。今日は、志賀ヨットクラブと沖島北端と白髭神社を結ぶ三角形の内側でセーリングする予定です。出港し、港のすぐ北側のエリの外で、セールを上げます。風は、非常に弱い南東風です。近くに見える漣のスポットを拾うように、小刻みにタックしながら沖島を目指します。11時30分ごろ、4km沖合いの観測塔の北を通過。この頃になってやっと、見通せる範囲の湖面全体に漣が広がってきました。これで、風のスポットを探してタッキングを繰り返さず、沖島を目指すコースのセーリングに専念できます。風は南東から徐々に東へ回り安定してきたので、バーナーでお湯を沸かし昼食の準備をします。昼食の間に風は少し力を増し、徐々に北東に回っています。今日のコースには最適の風向になってきました。東から北東の範囲の風だと、沖島へ向かってクローズホールドで上り、白髭神社方向へはアビームで快走、帰りはランニングということになり、理想的です。

13時頃、北東の風を受けてクローズホールドで走る。向かいの島は、沖島。
12時頃、北東の風を受けてクローズホールドで走る。向かいの島は、沖島。

13時半ごろ、沖島の北西側に近づいたところでタックし、白髭方向へアビームで向かいます。風は3m/秒前後で安定しています。暖かな日差しを浴び心地良い風を受けながら、暑くもなし寒くも無いという最高の条件で、それこそ鼻歌交じりにセーリングを楽しむことができます。

13時半ごろ、沖島北西でタックし、アビームで白髭神社へ向かう。
13時半ごろ、沖島北西でタックしてアビームで白髭方向へ向かう。

ランニングに長時間を費やして帰港するのは勿体無いような好天なので、時間の許す限り、沖島−白髭のコース沿いでセーリングを楽しみ、帰りは機走することに決めました。楽しい時間は瞬く間に過ぎてしまいます。14時45分セーリング終了、機走で志賀ヨットクラブを目指します。16時帰港の予定ですから、フルスロットルでの機走です。その間にセールを降ろし、デッキ周りの後片付けをしながら、15時30分観測塔北を通過。15時55分帰港。

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Update (2005/10/14)      

bullet秋空爽快

2005年10月14日(金曜日)。北の移動性高気圧の後ろ半分が今日1日は持ち堪えそうで、北に寄るほど晴天の確率が高い天気予報です。朝、尼崎の自宅を出るときには曇り空だったけれど、山科を越えて大津に入り琵琶湖が見えるようになると、青空が広がっていました。気温は、少し高めで、半袖のポロシャツ1枚で風に当たっても快適です。
和邇駅から志賀ヨットクラブまで、農道沿いに、刈り入れの終わった田圃や、農家の裏庭の柿木や、畑の茄子などを眺めながら、秋を感じてぶらぶら歩きます。蓬莱山や打見山の上のほうには、紅葉の気配が見え始めました。道々で出会う地元の人は、若い人も、お年寄りも、「おはようございます」と声をかけてくれたり、目礼してくれたりします。車で走ってヨットクラブへ乗りつけていては味わえない風情でしょう。

金曜日のヨットクラブは、静かで、ヨットを出すのは私たち二人だけです。9時50分、出港。北から西に振れる微風を拾いながら、沖島方向を目指すのですが、スピードを得ようとアビームで走ると南北にジグザグに振れるだけで、なかなか東には進みません。ランニングにすると、スピードが一気に落ちて、面白くありません。風を求めて、北東へ北東へと進みます。
11時40分、昼食準備、といってもバーナーで湯を沸かすだけです。カップヌードルをスープ代わりに、残りのお湯で紅茶を入れます。持参の簡単な弁当でも、走るヨットのコクピットで風を感じながら食べると、子供の頃の「遠足の弁当」と同じで、この上なく美味です。

14時から20分ほど、完全な無風状態になりました。しばらく風を待っていたところ、彦根(北東方向)の湖面が黒い横線に変わりました。北東からの風です。その線が、ゆっくりゆっくり、こちらに近づいてきます。20分待って、やっとその風がやってきました。今日一番のセーリングが始まりです。帰りは機走することに決め、今ここの良い風で走れる限り沖島を目指しセーリングを楽しむことにしました。

午後3時の琵琶湖
午後3時の琵琶湖

その快適な風も30分ほどしか持続しませんでした。15時10分、反転して機走に切り替えます。セールを降ろして、備品を片付けながら、フルスロットル(といっても時速6ノットがやっとです)でクラブを目指して走ります。走っているうちに湖面は再び完全なベタ凪状態になりました。16時10分、帰港。

帰り道で、ピンクに染まった酔芙蓉を写しました。この酔芙蓉は、農家の方の手入れが良いので、毎年農道脇に立派な花を咲かせます。朝の白と夕のピンクをセットで撮影できました。

朝、白の酔芙蓉の花
夕、ピンクになった酔芙蓉の花

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Update (2005/09/10)      

bullet夏の終わり

2005年9月10日(土曜日)。珍しく土曜日に、志賀ヨットクラブを訪れました。普段は金曜日に出かけることが多いので、平日ですからヨットクラブの従業員以外には殆ど人影はありません。ところが、今日は土曜日なので、私たち以外に3人ほどの姿を見掛けました。土曜日だから多いと言って良いのか、土曜日でさえ人影まばらと言えばよいのか、いずれにしても静かな朝の光景でした。

風は程よい微風があり、空は薄い雲に覆われているので、ジリジリと焼けるような暑さはありません。夏の終わりが実感できます。このところ無風・猛暑の日に当たることが多く、水に入って遊ぶばかりでしたが、今日は久しぶりにセーリングが楽しめそうです。10時半ごろまでは、1〜2m/秒の風でしたが、その後志賀ヨットクラブ沖から東へ長命寺方向、北は沖島から近江舞子辺り一帯にかけての今日のセーリング予定域は、安定した3〜4m/秒の北東風が吹き始めました。
最初は、長命寺方向を目指します。12時に昼食を摂った頃から風が良くなって快適なセーリングになりました。タックしてクローズホールドで沖島南端、次にアビームで近江舞子を目指します。湖の中央から比良山脈を見ると湖岸から中腹あたりまで靄がかかっていて、湖岸寄りは風が無さそうです。近江舞子沖2kmくらいのところで反転して再び沖島の南端辺りを目指しました。北東からの風が途切れずに吹いているので、実に快適なセーリングです。沖島に近づいたところで、カワウの大群が飛び立つのを目撃しました。

カワウの大群

ヨットの近くの上空に、ヒラリ、ヒラリと軽快に身を翻し、独特の飛び方をするカモメが数羽飛んでいるのに気付きました。冬の渡り鳥の一つ「ユリカモメ」が、姿を見せ始めたようです。
その後も、風のあるところで快適なセーリングを楽しめるだけ楽しんで、帰りはセール降ろして片付けながら、フルスピードの機走で、予定時刻を20分オーバー、16時20分に帰港しました。

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Update (2005/06/26)      

bullet初泳ぎ

2005年6月24日(金曜日)。梅雨は一体どこへ行ったのかと思わせるような真夏日が何日か続いています。雨が降ってもほんの半日で、梅雨らしい雨はほとんどありません。今日も、朝から非常に暑くなりそうな気配です。
比良の山並みは、雲というより濃い霧というか霞というか、あるいは蒸し風呂の蒸気にくるまれたとでも言うのか、すりガラスを通してその影をみるような雰囲気です。琵琶湖の東の海岸は見えません。湖畔に出ても、風は殆どありません。空を見ると、雲を透かして白い太陽が見えて、物は皆影を落としていますので、晴れなのでしょう。

9時50分、出港。機走でハーバーを出ると直ぐに、メインシートとジブシートを新品に取り替えました。丸9年も使った古いものは、見掛けには目立った損傷は無いのですが、新品と比べてみると、細く、堅く、カサカサとした手触りです。紫外線による劣化は相当進んでいると思わなければなりません。これは洗濯機で洗って綺麗にしたら、適当な長さに切断して雑索として使うことにしましょう。

新しいメインシートとジブシート

テトロン・シートはしなやかで手触りも滑り具合も快適で、なにより新しいのは気持ち良いです。

風は、殆ど無いに近いような微風。湖岸に近い方に僅かな風を求めて、松の浦方向へ向かいます。リー・サイドのガンネルに二人腰掛けてヒールさせ、セールを膨らませ、僅かの風も逃がさないように、艇を揺すらないように、辛抱強く艇を動かそうとします。こんな時、いつも不思議に思うのですが、艇の上では団扇で扇いだほうが涼しいと感じられるような状態の中でも、それこそあるか無いか分からない様な風をセールに受けて、ヨットはこちらが思う方向へ動いてくれるのです。もちろん歩くより遅いようなスピードですけれど。

その風も波も無い水面で面白いものを見つけました。発泡スチロールで作られたブイに生える草です。油を流したような水面に映る影が鮮明です。

しかし12時が近くなると、もう暑くてたまりません。四方どちらを向いても見渡す限り湖面に風の気配はありません。暑さに負けて、セールを降ろし、ブーム上にオーニングを掛け、機走して風を入れ涼を取ることにしました。陰が出来ると、僅かの風で涼しさを感じます。沖島方向(東)へゆっくり機走して風を入れながら、昼食にしました。

その後も、全く風は吹いてきません。エンジンを停止してドリフトさせていると、艇の周りの水面が鏡のようです。暑くて風もないとなると、もう水遊びしかありません。志賀から北小松あたりまでの湖岸は、湖底に比良山脈からの伏流水が湧き出るところですから、水はとてもきれいです。その上、ここのところ大雨もありませんので、湖面には漂流物などもありません。水遊びのできるシーズンとしては、今が最も澄んできれいな琵琶湖を楽しめる時でしょう。

万が一の用心にフェンダーを舫いロープで湖面に流し、泳いで遊びました。

泳いで遊ぶ

この辺りで、水深40m。10mのロープをバイトにして沈めて見たら、5m辺りまではくっきり白く見えます。多分透明度はそれ以上でしょう。(ちなみに、琵琶湖・環境科学研究センターのデータによれば、2005年6月24日午前6時現在の北湖の透明度は7.3m、水温23.5度)
お昼過ぎの風の無い湖面では、表層の5cmくらいは、2〜3度高めになっていたと思います。水に入ると微妙に暖かい層に触れるのが分かります。23度ほどの水温は、最初に脚から入るときにはブルブルっと身震いするようなちょっと冷たい感じはしますが、一度入ってしまうとそれほどでもありません。暑くなった体を、水で冷やして、風の無い艇の上に戻ると、30度を越す気温も快適に感じられます。
近江舞子の湖岸沿いにウェイクボードを楽しむ小型艇が見える以外には、四方に船の影は見えません。今年の小鮎漁は、何十年ぶりかの大不漁だということで、漁船も全く見えません。その後、昼寝をしながら2時間もドリフトしていましたが、相変わらずの穏やか過ぎる天候で、風は吹きそうにありません。セーリングはあきらめて帰ることにしました。

15時40分、帰港。

着桟したBUDDY

水路を通って掘割内の桟橋に着いたBUDDYVです。

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Update (2005/06/26)      

bullet船舶検査(中間)

2005年6月20日(月曜日)。2回目の中間検査。志賀ヨットクラブに検査手続きの代行を依頼していましたが、6月20日付で船舶検査手帳(更新)が交付されました。

船舶検査手帳(新・旧)

平成15年11月29日以降、船舶検査手帳の様式が変更になったとの事で、新しい船舶検査手帳が交付されました。左のペラペラの両面印刷の1枚物の用紙です。以前の黄色い表紙の小冊子は、朱色の角印が押され、各ページの検査内容は手書きで、それなりに人手で検査をした雰囲気が残っていたのですが、今度のものは、すべてコンピュータのシステムから印字(角印も電子印に変わった)された、無味乾燥な書類です。
耐水性のある、複製防止用紙だそうです。

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Update (2005/05/27)      

bullet艇の大掃除・点検

2005年5月27日(金曜日)。セーリングに最適のシーズンなのですが、今日は三年振りに艇の大掃除をすることにしました。前日、志賀ヨットクラブに依頼しておきましたので、艇は、水と電源を使うのに便利な場所に移動してありました。艇内の備品荷物などを全て艇外に出し、掃除機で隅から隅までゴミを吸い取り、必要なところは拭き掃除も行いました。常時陸置きですし、水漏れは全くありませんので、艇内は完全にドライな状態です。クッション、寝袋、衣類なども、日に当ててやりました。気温は、25度を越えて夏日になったようですが、空気は乾燥していて爽やかな風がありましたので、まずまず楽に仕事が進みました。
午前中に、艇内の掃除と点検、ポータブルトイレの汚物の廃棄・浄化液の入れ替えなどを終え、クラブハウスで昼食の後、午後は、2時間ほど掛けてデッキ、コクピット、ハルなどの水洗いを行いました。BUDDYは1996年5月5日進水ですから、今年の5月で満9年が過ぎたのですが、紫外線による劣化が早いロープ類以外は、まだまだ綺麗です。

満9年を過ぎたBUDDYの全景
満9年を過ぎたBUDDYの全景


8月1日までに中間検査を済ませる必要がありますので、志賀ヨットクラブに検査手続きの代行を依頼しました。
メイン・シート、ジブ・シートも、進水から満9年使用してきましたから、取り替えることにしました。ハリヤードは既に取り替えていますので、これで主要なロープ類は全て入れ替わったことになります。

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Update (2005/04/17)      

bullet長命寺と沖島の桜

2005年4月15日(金曜日)。昨日から大きな高気圧に覆われて、好天が続いています。今日も雲ひとつ無い天気で、琵琶湖上の気温も20度近くまで上がりそうな予報です。いつものとおり、午前9時すぎに志賀ヨットクラブに到着しました。艇はすでに降ろされて桟橋に舫ってあります。今日は、長命寺と沖島の桜を見た後、セーリングする予定です。

予備の燃料タンクを満タンにしてもらって、9時40分出港。最初は長命寺までは機走しようと考えていましたが、セーリングに最適な北北東の風が吹いていましたので、すぐにセーリングに切り替えました。やはりセーリングは快適です。エンジンの騒音も無く、風を頬に感じ、バウが波を切る音だけが聞こえます。遠くに漁船が何艘か見える以外に湖上に船影は見えません。11時過ぎに長命寺周辺の桜が遠望できるところまできたころには、沖島と湖東の山にさえぎられて風も落ちてきました。セールを降ろし再び機走に切り替えます。長命寺港に近づいたところで、昼食タイムにしました。

長命寺港の入り口付近から、湖岸沿いに北上します。次の写真は長命寺下の湖岸の桜並木です。桜は、大阪辺りと比べると1週間ほどの遅れで、ちょうど今が満開の状態でした。山の上のほうに桜が見えますが、その辺りに長命寺の伽藍があります。右手(南)の下の方向が長命寺港です。

長命寺下の湖岸の桜並木
長命寺下の湖岸の桜並木

湖岸の並木はソメイヨシノですが、山の斜面の樹林の中にちらほら見える桜は山桜で、芽を出した若葉と桜の白が遠めに滲んで、柔らかな色合いを見せています。雑木の若芽の緑も鮮やかで爽やかです。

近江八幡国民宿舎前まで北上し、そこから水道を横切って沖島へ向かいます。島の南東に位置する沖島漁港の周辺は満開を少し過ぎたようです。次の写真は沖島の南端の様子です。雑木の中に山桜が混じり、木々の新芽の緑と溶け合うようで、白一面の桜とはまた違った趣があります。

沖島南端の山桜と木々の若芽
沖島南端の山桜と木々の若芽

島の南端から西岸に回りこんだところにある桜並木は、ちょうど満開でした。

沖島西岸の桜並木
沖島西岸の桜並木

このあと、湖西側の近江舞子辺りを目指してセーリングし、16時10分に帰港しました。風は気楽にセーリングできる程度に程よく吹いてくれて、暑くも寒くもない爽やかで最高のお花見セーリングでした。

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Update (2005/02/11)      

bullet船舶検査(中間検査)のお知らせ

先日、日本小型船検査機構大津支部から、葉書で「船舶検査のお知らせ」が届きました。
私の艇(BUDDYV)の中間検査の時期(平成17年2月1日から平成17年8且1日まで)と、検査申請を早めに行うようにとの内容の通知でした。同時に、小型船舶の登録制度による手続きも行うようにと、付記されていました。小型船舶の登録は、すでに前回の検査時(2002年5月1日)に完了しています。
又厄介な検査申請手続きがありますが、今回は船体や備品の整備・保守とあわせて「ヤマハマリーナ琵琶湖」か「志賀ヨットクラブ」に、お任せすることにしようかと検討中です。

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Update (2005/01/02)      

bullet白髭神社初詣

2005年1月2日(日曜日)。昨年同様、今年も志賀ヨットクラブへ愛艇BUDDYIIIの初乗りに出かけました。大晦日からの雪で、比良山脈は勿論、東方の鈴鹿山脈から伊吹山一帯も雪をかぶり、奥琵琶湖の山々も真っ白です。ハーバー内の艇もデッキに雪をのせていました。ハーバーの方々に新年の挨拶をして、早速、今日の目的地(白髭神社への初詣)を記した出港届けを出しました。今日は、珍しくすでに2艇が出港したようです。
昨晩から雲ひとつ無い快晴でしたから、放射冷却も手伝って朝方はしっかり冷え込んでいました。しかし、快晴の上に風が弱いこともあり、陽だまりではほとんど寒さを感じません。大晦日から元旦に掛けて降った雪がデッキやコクピット内には5cmほども残っています。今年最初の艇での仕事は、この雪(氷)落しの作業です。竹箒と塵取りで雪を湖水に落とし、今度は湖水をバケツで汲んでデッキに流すと雪は直ぐに解けて艇も綺麗になりました。
燃料を10リットルほど追加して満タンにしてもらい、早速エンジンの始動に取り掛かりました。これだけ冷え込んでいるので、なかなか掛からないだろうと覚悟していましたが、スターターロープを10回ほど引いたところですんなり起動してしまいました。
今日は、湖中の鳥居越しに白髭神社に初詣するのが目的なので、往復機走で徹す予定です。予定時間は往航1時間半、復航は向かい風になりそうなので2時間と余裕を見ています。11時出港。湖岸ではほとんど風を感じないのですが、2kmほど沖合いでは南の風5m位で、時折波頭が白くなるくらいです。
出港すると、比良の山並みが白い雪を被って、青空との対比が清清しい眺めです。

雪を被った比良の山並み

往航は追っ手の風なので見かけの風は弱く、コクピット内は陽だまりで暖かです。それでもさすがに雪景色の中ですから、テルモスに入れて持参した温かいお茶を飲むと、その暖かさに身体の緊張が緩み実に有り難いです。予定通り12時20分に白髭神社の沖の鳥居前に到着しました。残念ながらここにはヨットを係留することは出来ませんので、鳥居越しの参拝です。

白髭神社の湖中の鳥居

鳥居の向うの湖岸の階段には、カヌーの一行が勢ぞろいしていて、こちらに手を振ってくれました。この湖岸の階段がカヌーの発着には都合が良いのだそうで、ここでは良くカヌーやカヤックに出会います。
復航は向かい風です。出発時点より風が少し強くなってきているので、波も少し大きくなってきて、ピッチングした時にバウにスプレーが上がります。向かい風の走行ですから、体感温度が一気に下がったので、一枚重ね着しました。

途中、長命寺方向に、蜃気楼を見ることができました。湖岸の松林が湖面に浮かんでいます。

蜃気楼:湖面に浮かぶ松林

ほぼ予定通り、14時15分に帰港しました。

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