New (2005/03/06)
前回1月17日〜1月26日の栂池は
、20日、21日と二日続きの大雪で栂池の積雪深は一気に300cmにまでなりました。その後、2月にも大きな寒波が二度訪れ、昨年末の長期予報では暖冬傾向と言うことだったのですが、反対に厳寒で大雪の冬になってしまったようです。 各地のスキー場はどことも、絶好のコンディションのようです。前回の栂池からほぼ1ヶ月が経ったところで、2月24日から3月2日までの予定で、再び出かけることにしました。21日に定宿の「ロッヂやまと」に電話を入れると「空いてますから何時でもお出でなさい」ということでした。早速、その日のうちにスキー道具を宅急便で送り、名古屋から松本経由でのJRの切符を購入しました。
| 2月24日(木曜日) 曇、夕方から雪 |
前回と同様、早朝に発ち、昼前に「ロッヂやまと」に到着。クロネコヤマトで発送したスキー板とスキーバッグは、何故か22日と23日に別々に届いたようです。週の半ばの平日ということもあって、またまた宿泊は私一人だけです。
早速着替えて出かけました。厚い雲で白馬岳などの稜線は全く見えません。ゴンドラで栂の森ゲレンデに上がってみると、平日なのでがらがらの状態であることは確かなのですが、それでも前回1月の時より多少
人は増えているようです。大学が春休みに入ったりしている関係で、若い人が増えたのでしょう。ゲレンデの空き具合とは異なって、14時以降のカフェテリア栂の森のソフトドリンク無料サービス
だけは、若者の群れで列が出来ていました。 最上部の栂の森ゲレンデは、16時前からガスが下がってきて、雪も降ってきました。ハンの木コース下部や鐘の鳴丘ゲレンデでは、まだ雪は降ってきてはいませんが、16時30分に切り上げて宿に帰りました。 すぐに風呂。大きな浴槽を独占です。夕食も食堂に独り、奥さんのサービスで、グリーンアスパラの豚肉巻きのフライがたっぷり、サラダ、鯖の味噌煮、吸い物風のうどん、モズク、野沢菜、デザートにプリン。普段は、ご飯の御代りなどめったにしないのに、しっかりと
二膳も食べてしまいました。
| 2月25日(金曜日) 晴後雪 |
6時30分起床。ストレッチングをして体をほぐします。
晴れの日は早く出て、シュプールの付いていない朝一番のコースを滑りたいので、食事前にスキーの準備も着替えも済ませました。朝食は7時30分。お客が私独りなので、食後にコーヒーも淹れて頂きました。7時50分に出て、8時直前のゴンドラに一番で乗り込みました。天狗原から白馬乗鞍の稜線はガスに隠れていますが、馬の背コースもハンの木コースも
陽が当たりくっきりと見えてい
ます。天気予報では、午前中は晴れで昼前から雪になるということです。
最初の1本は、ハンの木コースで足慣らし。夜間に圧雪車で圧雪したコースの上に2〜3センチの新雪が降り、キャタピラの踏み跡を隠しているので、実に快適です。2シーズン目のスキー
板の具合は絶好調で、カービングしてエッジが切り替わる瞬間に、足に伝わってくる反応が快感です。 ハンの木コースを滑り降りたら、ハンの木クワッドリフトとハンの木高速ペアリフトを乗り継いで、再び栂の森ゲレンデに上がり、今度は馬の背コースへ。
周りには誰もいません。前に2本だけシュプールがありますが、ほとんど踏まれていないコースを滑るのは実に気持ちが良いものです。上部の尾根を左に降りるコブの急斜面は慎重に下りましたが、その後の
、馬の背コースから白樺ゲレンデに繋がる全コースでは、人影は無い上に全くフラットなので思い切りぶっ飛ばして、ノンストップでゴンドラ中間駅前まで滑り降り
ました。快適、痛快。 天気予報のとおり、11時過ぎからちらちらと雪が降り始めました。11時半にカフェテリア栂の森でチキンサンドとコーヒーの軽い昼食。雪が強くなってきそうな雰囲気だったので、休憩時間を
端折って、11時45分には再び滑り始めました。14時15分、雪がかなり強くなってきたので、カフェテリア栂の森で30分ほど休憩。14時以降のソフトドリンク無料
サービスの時間帯になると、若者の群れがしっかりと並んでいます。 雪の降り方が激しくなってきたので、16時前に切り上げて宿へ帰りました。夕食は一人だけでしたが、今晩遅くに3組到着し、明朝早くにもう一組到着するということでした。
| 2月26日(土曜日) 雪後曇 |
6時30分起床。昨晩からの雪が、朝も続いています。しかし、時折、雲の切れ間から太陽が覗いたりもしているので、それほど悪くはないのかもしれ
ません。気温は天気予報で厳冬期並みの寒気団が南下していると言っていたとおり、非常に寒くマイナス11度です。 朝の食堂は、久しぶりに多人数です。5人家族1組、2人家族が2組、若者3人の1組。食事が終わってすぐに8時10分出発。今日は土曜日ですから、さすがにゴンドラ乗り場
前が込み合っています。といっても、発券窓口が混雑しているだけで、ゴンドラそのものは並んで待つ人も居なく、すいすいと乗れます。 上に上るほど雪の降り方も少なく、ガスも晴れてきました。寒気は厳しく、雪は粉雪です。昨晩からの雪が20cmくらい降り積もっています。この日の栂池スキー場発表の積雪深は、290cmでした。
雪はちらちら風花のように舞っていますが、気温が低いので濡れるようなことは全くありません。 栂の森ゲレンデ横の、栂(オオシラビソ)の大木が雪を被っているところです。
10時頃からゴンドラでどんどん人が上ってきて、ゲレンデにも人影が絶えることがなく、やっとスキー場の活気が見えてきた感じで
す。11時、「カフェテリア栂の森」で休憩しました。土曜日ですから昼食時は込み合いそうなので、そのまま早お昼を食べることにしました。
今日は最高気温でもマイナス8度。昼過ぎから2時間ほどちょっと風が強まって地吹雪が舞ったりしたので、その時のリフトの上の寒いこと寒いこと。 14時30分、休憩して暖かいココアとケーキを食べるました。30分ほど休んで、再び栂の森ゲレンデにました。小一時間ほどは風が弱まって日差しもあり快適でしたが、
再びガスが出てきて雪もちらつき出しました。16時前に下り始め、16時20分に宿に帰りました。すぐに風呂。食事は17時30分からですが、この晩は久しぶりに食堂が
賑やかでした。
その後、19時45分から、「栂池・雪の祭典」というお祭りがあるとのことで
す。34回目ということですが、41シーズンも訪れているのに、この雪祭りに日程が合致したことがありませんでした。ちらちらと雪が舞っていましたが、しっかり着込んで
暖かくして出かけてみました。
勇壮な松川太鼓の演奏 |
たいまつ滑走 |
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インストラクター達の火の輪くぐり |
ゲレンデの打ち上げ花火 |
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雪のちらつく中、ほとんど裸に近い姿で熱演の松川太鼓、
インストラクターや栂池のちびっ子たちに来場者も参加してのたいまつ滑走、栂池スキー学校のインストラクターやプロのボーダーなどの火の輪くぐり、
最後はすばらしい花火。寒い中、21時の終了までしっかりと見物しました。
| 2月27日(日曜日) 晴 |
朝から青空。時々、ちぎれ雲の中から風花のように雪が舞っています。気温はマイナス11度。 日曜日で、ゴンドラが込み合うので、早めに7時50分出発。ゴンドラ乗り場には、もう20人くらいが並んでいました。
午前9時半ごろの、栂の森ゲレンデ横の景色です。
11時40分に休憩し、日曜日で昼食時は混み合いそうなので、早めに昼食をとりました。今日も軽めでチキンサンドとココア。11時10分から再び滑走。天気が良くて気温は低いので雪の状態
は最高のパウダーです。カービングのコツがすっかり身に付いたので、長時間の滑りがとても楽になりました。13時ごろからスーッと潮が引いたように人影がまばらになりました。土・日曜日に訪れた人たちが下山して行ったのでしょう。14時から30分休憩
し、ケーキとコーヒーを食べてエネルギーを補給しました。15時になると天気がぐんと良くなって、天狗原から小蓮華への稜線が見えてきました。午後の斜めの光線を受けて白馬乗鞍の雪の斜面が際立って見えるので、何枚か写真を撮
りました。その内の2枚をパノラマ風に繋いだのが次の写真です。
上の画像をクリックすると、大サイズのパノラマ写真を表示しします。Javascriptを使って
自動的に左右にパンします。
右端のシュプールの付いた斜面の上が天狗原、その上、中央が白馬乗鞍岳の斜面、左端の稜線は小蓮華岳へ続きます。 16時前にハンの木コースを下り始めました。ハンの木コースの中間から下半分あたりのフラットな広いコースで、ちょうど真後ろから太陽を受け、自分の滑る姿と高く上がる雪煙が影になって踊っているの目にしながら滑り降りました。 16時15分、宿へ。
| 2月28日(月曜日) 晴 |
昨晩から再び宿の客は私一人だけです。いつものとおり、6時30分起床、ストレッチ体操、7時30分朝食。8時15分出発。 天気が良くて、気温も低く(マイナス9度)、粉雪、積雪深305cmです。 乗り場には誰も待っていないゴンドラで、栂の森の山頂駅へ。ゲレンデは、どこもきれいに圧雪されて、シュプールもほとんど無いという最高の条件です。 ハンの木第3クワッドリフトに繰り返し乗ってハンの木コースを滑ります。このリフトで上り1回滑り降りるのが丁度10分のサイクルです。ほとんど人のいないコースで10時までこれを繰り返しました。その後、栂の森ゲレンデに上がり11時半まで滑り、カフェテリア栂の森で昼食休憩
。その後 、馬の背コースから白樺ゲレンデを経てゴンドラ中間駅へと言うコースを2往復し、14時半からカフェテリア栂の森で休憩
しケーキとココアを食べました。
今日はロングコースを滑り詰めなので、さすがにちょっと疲れ、午後の休憩で甘いものを食べるとエネルギーが補給されるのが実感できました。
ハンの木コース中間
15時半過ぎに、ハンの木コースを下り、丸山ゲレンデ、鐘の鳴丘ゲレンデを滑りました。
鐘の鳴る丘ゲレンデの真ん中にあるとんがり帽子の塔
16時半に宿に帰りました。
| 3月1日(火曜日)
雪後曇 |
昨晩から雪が降りはじめ、今朝もチラチラしているけれど、雲は薄く時折青空も見え
ます。気温はマイナス10度、粉雪、積雪深305cmです。 今日は、のんびりと8時半に出発。でもゴンドラ乗り場にもゲレンデにもあまり人影がありません。下の写真は、朝、栂の森山頂駅へ向かうゴンドラの中から窓越しに写した馬の背コースです。圧雪されたコースの上に、昨晩降った粉雪が10cmくらい積もっている状態で、見えているシュプールはスノーボードのものです。
ゴンドラから見た朝の「馬の背コース」
今日はのんびりと栂の森ゲレンデ、ハンの木コースを滑り、12時半過ぎに昼食のためにカフェテリア栂の森に入りました。ここは、スキーシーズンでは栂池で最も高いところで営業しているカフェテリアです。席数は400席くらいありそうですが20人くらいしかいません。こんな状態で経営は大丈夫なのでしょうか、他人事ながらちょっと心配です。
昼食時なのにガラガラのカフェテリア
サービスが悪い訳でも、ロケーションが悪い訳でもありません。三方を囲む広いガラス窓、高い天井、行き届いた暖房、館内禁煙、カーペット張りの床、白いテーブル、ゆったりとした椅子、元気の良い若い従業員たち、印象はとても良いのです。平日の10時半までと14時以降のソフトドリンク無料サービスなどもあってなかなか良心的です。 スキー場を訪れるスキーヤー、ボーダーの絶対数が減少し続けているのが大きな問題です。利用する私たちの方にしてみると、ゲレンデが空いていて、レストランもゆったりとして混み合わないというのは理想的なのですが、営業が成り立たなくなるのも問題です。適度なバランスを保って、質の良いサービスを続けてほしいものです。
15時過ぎから時折雪がちらついてきました。16時に宿に帰りました。
| 3月2日(水曜日) 曇 |
今日は帰宅する日ですが、朝は曇り空で時折雪がちらついています。今回は、毎日、堪能するほど滑りました。今日は滑るのは止めて、ゆっくりと荷物を整理します。下旬にもう一度来るので、そのときのためにスキー道具一式は宿に預けておくことにしました。 大糸線、中央西線、新幹線と乗り継いで、夕刻には帰宅しました。
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